ペーパードライバー運転上達方法 『運転のコツ』 教習指導員が解説

ペーパードライバーの方が運転練習を試みる場合、いちばん最初に思い浮かぶのは「ご家族に助手席に乗ってもらって、運転を教えてもらう」ということかと思います。お金もかからないし、運転が上手なのも知っているし、性格などもお互いにわかっていて気を使わなくてすむので、いちばん気軽な方法かと思います。

今回は、ペーパードライバーの方々のすこしでもお役に立てたらと思いまして当ファーストヨコハマ特製、

「こういうコツがあります」

という、運転についてみなさまがお困りのポイントを一部ですが丁寧に解説していきたいと思います。
それと、ご家族の方と、当ファーストヨコハマをはじめとするファーストドライビングスクールの指導員との、ペーパードライバーの方への指導の違いを書かせていただきまして、みなさまにとってのお得も検証していけたらと思います。
ただ、少々長めですので、目次から「気になる・苦手な運転の箇所」からご選択されたりと、すこしずつゆっくり試されていくのがいいかと思われます。

※当ファーストヨコハマは、繁忙期を除きまして、一週間先であれば予約が取れる日時があることが多いです。
気になられた方はLINEからお日にちを見ていただくか、ご相談ください。

運転のコツ① ご近所練習編

ペーパードライバーの方のご自宅周辺を仕事柄拝見しておりますと、「これはペーパードライバーになってしまうのも仕方がないですね」とおもわれるほど

・道が狭い
・一方通行などの標識があってむずかしい
・駐車場のスペースが狭い・機械式駐車場のために両側の柱がこわい
・歩行者や自転車が行きかう道路が多くて、自分には轢いてしまう未来しか見えない

など特徴的だったりします。
このご近所を運転練習する場合の「コツ」を見ていくことにします。

横浜の住宅地は、坂と狭路が多い

狭い道でのコツ

直進

狭い道を通るとき、いちばんこわいことは「車をぶつけたらどうしよう」という車両感覚についてだと思います。しかし、教習所などでよくいわれる「視点を遠くに」といわれても、

「わかっているけど実際にどこを見たらいいのかわからない」

と思われていると思います。

これに効果てきめんなのは「左足の裏」理論です。
左足の裏を運転席の左足置き場に置いたら、はしりたい道路幅の真ん中に左足の裏が来るように車を運転すると、道路幅の真ん中に車が来る、というものです。

それともうひとつ

ある程度狭い道にきましたら、信号待ちの時や後ろに車がいない時になど、
両方のサイドミラーをみて、車体と線(あるいは壁)がどれくらい開いているのかを見てから前を向いてみますと、
「こういう道路の見え方だったら左に寄ってるのか」
「これぐらいの狭さでこれだけ左右が開いているのか」
とざっくりわかるため、自信のない狭そうな道路は避けて、わかる道路から慣れていくといいでしょう

もちろん、おひとりで試されるのには勇気がいりますが、助手席にだれか乗っていてもらえるとそれだけで安心ですよね。

右左折

狭い道で右左折しなければいけないとき、心配なのが「車体を擦ってしまったらどうしよう」「前が当たってしまったらどうしよう」というように、自分が「危ない」ということに気がつかないままどこかにぶつけてしまうことかと思います。

ここでのコツは、
最初から「ハンドルを全部まわす前提」ではないということです。

まず、家の壁などで左右からくる車や歩行者が見えない場合、「だれがいちばん自分に近いか」を消去法で見ていきます。

いちばん近いのは、左右からくる歩行者・自転車です。
「こないか進みながら確認」と思いながらアクセルに足を置いておくより、「きたら絶対止まる」と思いながらブレーキに足を置いておき、弱いブレーキをかけながらそろりそろり前に出ていくほうが、いざというときに止まれます。

「私の車は止まってしまうと、アクセルを踏まなければアイドリングストップが解除にならない」という方もいらっしゃるでしょう。狭い道を通る際にはアイドリングストップoffスイッチを押してとおるとやりやすいかもしれません。

車にはいろいろなボタンがあってたいへん

身を乗り出して、歩行者・自転車がいないことが確認できたら、一度止まってハンドルを一回転まわしてから次に左右からの自動車やバイクを確認しながらそろりそろりと出ていきます。
道の細さでハンドルの一回転の量を調整するとよいでしょう。

身を乗り出して、左右からの車がいないことが確認出来たら、クリープ現象を使って右左折先の道路へ曲がりながら進んでいきましょう。

すれちがい

よく教習所では「行き違い」と呼ばれるものです。

狭い道路では、二輪車や四輪車・トラックなどの対向車と、左右両側にいる、あるいは向かってくる歩行者・自転車などいろいろ向かってきたりよけたりしなければなりませんが、まず大前提としまして、

「ダメそうならムリせず左端に寄せて止まり、相手によけてもらう」が基本です。

狭い一方通行の道路でしたら、止まった状態で歩行者によけてもらう、というのもアリですよ。ペーパードライバーだからということではなく、慣れたドライバーでもその選択をなさる人は少なくありません。

歩行者+対向車=心拍数が上がる状況

狭い道路をとおる場合、速度は速くなくていいです。
そのかわり、「対向車が来たらこの電柱のせいですれちがえなさそう。だから、もしきたらこの電柱の手前までに左わきに寄っておいて止まってゆずろう」という左側の電柱や街灯・あるいは歩行者などでもいいので、あらかじめ止まって待つところを決めながら進むとよいでしょう。
ひとつひとつ決めながら進むのは、最初は大変かもしれませんが、そのうちに慣れるでしょう。
すいすい通る必要はありません。
いざというときに備えて、止まれるところを見つけながらがら進む、というくせをつけることが大事なのです。

電柱や歩行者、自転車をよけて進む場合、「くの字」によけるのではなく、歩行者・自転車などひとり分のスペース余計に右に出たあと、まっすぐ進んで抜き、抜き終わったことを確認したら左側に戻る、というようにしましょう。

また、止まって対向車に進路を譲る場合、「後続車に怒られる」とか思わなくて大丈夫です。
みんな、お互い様ですし、ほかの場面でだれかに余裕のある対応をしてあげることで喜ばれます。

生活道路(市町村道)でのコツ

道なり

スーパーマーケットやペットの病院・親戚の家へなど、ご近所を走行されるとき、見慣れた道とは言えどうしても「私が通ったら、なんだか申し訳ない気がする」「みんなの迷惑になりそう」など自信がわいてこないものです。
ただ、ぜひこの一点は覚えておいていただきたいのですが、

「初心者マークをつけていない車でも、スピードが遅かったり、枠からはみ出して走行する車はたくさん見かける」

ということで、車道を走行している車すべてがみんな完璧、というわけではないのです。
ですからどうか気持ちをすこし軽くしてお試しになってください。不安でしたら当ファーストヨコハマがお手伝いさせていただきます。

加速

道なり走行、つまり、まっすぐやカーブなど右左折しない走行についてです。
ペーパードライバー講習をしておりますと、最初のうちはみなさんスピードが出せないものです。しかしそれは当然のことです。自分よりもぜんぜん大きくて、幅やパワーなどの感覚なんてわからない「車」をそこまで信用できないものです。

ですので、前を見てみましょう。
といっても「先を見ながら走りましょう」なんてわけのわからないことを言うつもりは毛頭ありません

まずは前を見て、「自分の位置からあの電柱までは、車も人もまったくいない」というように、自分の今いる位置から「このまままっすぐ走るとぶつかるもの・遮るもの・あぶないもの・飛び出してくるかわからない場所がまったくない」ところはどこなのかを見てみましょう。
そして、そこまでの範囲の中だけでいいので、おそるおそるで上等です、アクセルペダルを1cm-3cmほど踏んで固定してみましょう。そうすると、車がゆっくり自分で加速していってくれます。

なにか飛び出してきた場合でも、急ブレーキで絶対止まれるスピードを目安に走ってみましょう。

加速が自分にとって速ければ、いま踏んでいるアクセルペダルの深さをゆるめて、「車が加速していく」感覚に慣れましょう。
もちろん、途中でアクセルペダルから足を放して、なにも踏まない状態を維持しても大丈夫です。

勇気をだして、どこまでいけるか見てみましょう

ある程度慣れてきたら、次は、いま走行している道路の制限速度を確認します。

というのも、最初から制限速度ぎりぎりで走行できればこの項目は大丈夫ですし、制限速度で走行できないから困っているかと思われますので、「なんとかアクセルは踏めるようになった」と思いましたら次のことをお試しください。

たいてい、交差点や信号の先に「40」などの数字の書かれた看板(標識)や地面の数字(標示)があります。
アクセルペダルを踏んで固定した状態で、その速度になるまで待っていても大丈夫ですし、落ち着くために一度アクセルをはなして再び踏みなおす、でもかまいません。
そうしますと、徐々に慣れてきます。

ブレーキ

みなさんがブレーキについて気になっていることは、「車を揺らしたくない」ということではないかと思います。ですので、「まったく揺れない」というよりはこれから紹介する方法で「揺れが少ない」からはじめて自分の感覚を身につけたうえで、納得のいくやり方を試してみられるのがいいかと思われます。

アクセルペダルを踏んでいる状態からすぐにブレーキペダルを踏みに行くと、「加速している状態から、急に減速する状態」になるため反動が起きやすく、揺れます。
アクセルからブレーキへと足を持ってくる前に、「あえてなにも踏まない時間」を作ることが重要です。

これは確かに難しそうですが、走行中に「あの郵便ポストの位置からブレーキをかけようかな」と、早めに目印を決めておくといいかもしれません。

ブレーキを踏むときに心がける点を三つほど。

・ブレーキをかける際はかかとをつけない
・止まろうと思っている位置から車5-6台分ぐらい手前からブレーキをかける
・もしかしたらそのブレーキ、自分が思っている以上に車体は揺れていないのかも

心がける点につきましては、座席の位置や踏み方に力の抜き方なども関係してきますので、わからない点がありましたらご家族へご相談か、「効率よく」を望まれる方は当ファーストヨコハマにお任せください。

保土ヶ谷 渋滞 横浜市 ペーパードライバー 運転練習
ブレーキは、車間距離も大事

しかし大前提は「危なくないように止まれたらいい」ということなので、まずは自分で決めたところに止まれたら最高です。

優先道路

たまに信号のない交差点をとおるときに、「私と横の車と、どっちが優先?」と迷ったりします。
パターンとしては五つです。

・交差点で、道幅が広い道路と狭い道路では、広い道路に道をゆずります
・交差点で、道幅がおなじ(ように見える)場合は、自分から見て左からの車に道をゆずります
・交差点の、中に中央線・車両通行帯が通っている、または「優先道路」の標識がある方に、道をゆずります
 (優先ではない方からとおる場合、徐行または一時停止です)
・一時停止の標識標示(とまれ)がある方は、ないほうに道をゆずります
・逆三角形が道路に書かれていたら、その先の合流では道をゆずりましょう

信号がある場合は信号にしたがいましょう。

また、優先道路側を走行しているからといっても、道路標識標示についてや優先関係について忘れている車は数多くいますので、相手が忘れていそうな場合は事故防止のために止まってゆずる、ということも選択肢の一つとして考えておくのもいいでしょう

踏切の外も中も、歩行者は優先

すれちがい

まず対向車や隣をはしる車とは、中央線をお互いに踏まなければ当たりません。
しかし、歩行者が歩道のないところを通行しているときや車道を走行する自転車を抜く際に中央線を踏まなくてはいけなそうな場合は、対向車がいないか確認し、いない間に抜きましょう。

基本的には、「よけなければその道を通れない道路が往路復路どちらかにある場合、よけなければならない方が待つ」と思っておくといいです。

歩行者や自転車のそばを抜ける場合、人ひとり分の余裕をあけるために右へ移動したあと、まっすぐ抜き、抜き終わったことを確認してから元の通り方へと戻りましょう。

天候や壁なども視界に影響

信号

気をつけたいことは、黄色の灯火信号(ちかちかではないやつ)は「止まりましょう。しかし急ブレーキじゃないと止まれなくて、後ろから追突されてしまうのでしたら別です」という意味で、「注意」ではありません。

黄色の点滅信号(ちかちか)は、灯火よりも意味が弱く「まわりに注意して、進めるのなら進みましょう。ダメなら止まります」という意味
赤色の点滅(ちかちか)は、「停止線で一時停止して、まわりからだれも来なければ進んでもいいですよ」という意味です。一時停止の標識標示(とまれ)と一緒です。

また、住宅地の細道から生活道路へでる交差点(例:大和市上和田の桜丘小学校入口の交差点)には、赤の点滅信号を知らせるだけの「赤色ひとつのみの信号機」や黄色の点滅信号のためだけの「黄色ひとつのみある信号機」もところによってはありまして、意味は一緒ですので守りましょう。

手信号の注意点

停電や事故のために、「警察官」や交通巡視員が行っている手信号には従いましょう。
しかし、工事現場等で「警備員」の誘導で先を促されても、6-7割ほど疑って慎重に通るとよいでしょう。

警備員は、警察官と違って道路交通のプロでも交通整理の責任を負う立場でもありません。ですので、警備員の誘導により事故、という場合、主にドライバーの過失を問われ、警備員の責任も過失の程度によって負担が決められていきます。ですので、安心して誘導にしたがう、というのは難しいようです。

また、警察官の手信号の場合、警察官がこちらを向いていたら(背中を向けていても)とにかく赤信号です。警察官が自分から見て横を向いていた場合、手を挙げていたら止まりましょう(黄色の灯火といっしょ)。横を向いて手を下ろしていたり、手をこちら側に向けている場合は青の灯火といっしょです。

必要かつ大変なお仕事

右左折(共通)

交差点を右左折するときに、「どこに気をつけたらいいか」「どこで車やひとを待っていればいいか」ということが知りたい方はこちら

① 曲がりたい方のサイドミラーをちらちらみて、バイクが迫ってきたり抜いてこないか見ておきましょう。慣れないうちはずいぶん手前からでもいいです。
バイクに抜かれそうなときは、おとなしく抜かれましょう

② 交差点から30m手前から、曲がりたい方にウインカーをつけます。
交差点が、みじかい距離で連続してある場合、曲がりたい交差点から一つ前の交差点を通るぐらいからウインカーを出すと、その交差点から出てきたい車に勘ちがいされて飛び出されたりしません。

③ ハンドルを全く動かさないで、曲がりたい方の後部座席のドアノブあたりに並んで走っている車を、振り向いて探します。(目視)

④ 顔を元に戻したら、手のひら一つ分ぐらいだけ曲がりたい方にハンドルを振って、曲がりたい方へ車に寄ってもらいます。慣れないうちはむりせず、できる範囲でいいです。
できればバイクが抜けてこられないように寄せた後、車体をまっすぐにしてハンドルもまっすぐにします。

⑤ 手前の横断歩道までに、歩く速さから自転車でゆっくりこぐぐらいの速さぐらいにスピードを落とし終わります
まわりの車を見るとわかりますが、みんな右左折するときはゆっくりになるものです。
心配な方は、助手席の方に「今のブレーキは急だった?」と聞いてみるのもいいでしょう。

⑥ 前からと、後ろからの歩行者・自転車を確認して、大丈夫なら曲がります。

スピードが心配な方は②がおわって③で、アクセルから足を放しておいてもいいです
気が楽になります。

④は、慣れないうちは「こっちへ曲がりたいよ」ということが周囲に伝わるくらいから始めるといいでしょう。
しかし、バイクはそれをアピールしていても関係なく抜いてくる自分勝手な不届き者が多いため、ミラーと目視はよく確認するといいでしょう。

練習はまず、簡単な条件から。雨粒がミラーに張り付きます。

右左折する際、後続車が気になってアクセルをしっかり踏み込みながら右左折、
というよりは、ゆっくりの速度を保つようにアクセルペダルを1mm-1cmほどで固定しながら進みますと、
こわい速度になりません。

右折

・対向車や歩行者・自転車を待つ場合、交差点の中心の、すぐ内側で待つといいでしょう。
交差点の中心に、しま模様のひし形がある場合は、その手前で待ちます。なければ、中心よりは少し離れたところ(慣れないうちは、横断歩道からすこし前にはみ出したぐらいでも可)で待ちます。

・交差点のすぐ内側で待つ場合、右にハンドルを振るのは控えた方がいいかもしれません。
対向車がまっすぐ走ってきたとき、対向車の進路に自分の車がはみだしてしまっていて、対向車のじゃまになったり、接触してしまうと大変です。

・対向車がいなくても、右折先の横断歩道に歩行者がいたら、交差点の中心のすぐ内側で待ちます。
右折先の横断歩道の手前で歩行者を待つと、対向車があとからきたら自分の車が通行のじゃまになってしまいます。
交差点の中心で待つと、対向車の右折車と前部分が衝突してしまいます。

・後続車に気をつかいすぎて、あせってしまう必要はありません。
事故が起こった方が悲惨ですし、あらゆる意味で時間もかかります。

・一方通行を右折する場合、道路の右端へ寄った状態で、曲がりやすいところからゆっくり右折するとよいでしょう。
「交差点の中心のすぐ内側」までいかないのは、せっかくバイクに抜かれないように右端へ寄ったのに、交差点の中心のすぐ内側までいくために左へ車を向けなければならないという、文章上ならではの「伝達の不具合」が出てしまうためです。
安全確認は必須です。

左折

・車道左端に、バイクが抜けてこられないぐらいに寄せたまま左折していき、歩行者・自転車がいたら左折先の横断歩道の手前で待ちます。いなければ左折します。

・左折中は「車道のきわきわまで寄らなければ!」というよりは、「大きく曲がりすぎて、左折先の対向車に当たってしまわないように」という意識でいいでしょう。

運転のコツ ちょっとおでかけ幹線道路編

カーナビのススメ

マイカーにカーナビがついていらっしゃる方は、ぜひお使いになった方がいいでしょう。メリットがいっぱいあります。幹線道路だけではなく、近所のコンビニに行くときや高速道路でもおつかいになられると、メリットが実感されます。

車の運転をむずかしくしているいちばんの要因は「考えなければならないこと・やらなければならないことの多さ」です。
カーナビはそれを減らせます。

メリット

・目的地までのルートを想像しながら運転するよりも、思考や運転に集中できます。ルートを考えて辿ることについての手間と思考と「迷う心配」を減らすことができます
・もし曲がるところを間違えてしまっても、そのたびにカーナビが自動的に新しいルートを探してくれます
・最終目的地のほかに、追加で立ち寄り地をいくつも指定できます。最初から予定地をすべて入力してから発進というのが、めんどうがないです
・好きな音楽・ラジオなどが楽しめて、渋滞や割り込み・運転のミスなどから気分転換がかんたんにできます
・ハンズフリーにして、電話をかけたり出られたり、通話ができます

グーグルマップやヤフーマップが車に備え付けのカーナビと同様に役に立つかというと、これは役に立ちます。
渋滞情報などから混まないルート・到着時間がだいたいあっている場合が多いです。
どちらかというと、○○社(車メーカー)純正のカーナビよりは役に立つことが多いです。

デメリット

・「700m先を左折です」といったアナウンスは全部、「その信号を左折です」といわれているように聞こえて、間違った場所を曲がりやすい
・右左折が短い距離で連続してある場合、ナビが追いつかない
・左右に分岐している道や側道、アンダーパス、陸橋などが等しく「斜め左(右)」というアナウンスになるため、わかりづらい
・単純にわかりづらい
・「目的地までのルートを、最短距離や混雑しない道路を選択して決めている」ために、運転上級者でなければむずかしいような狭路や変な道など、ある意味で公平なルートを選択、提案してくること
・他の運転者もその「カーナビ指定のルート」を通っているため、混雑しやすい道路に案内される。またはその道路が混雑しやすくなる

上記の上四つにつきましてはカーナビの製作サイドの問題ですし、いちばん上の「700m-」の問題は主に○○社純正のカーナビが多いです。
が、これらのデメリットを考慮してもカーナビを使うほうがメリットの方が大きいです。

走行中はスマートフォンを手に持ったり、カーナビ・スマートフォンを注視(じっと見る、集中してみる)したり、操作しないようにしましょう

使いこなせたら、現代版「どこでもドア」

信号

セパレート信号

信号機の下に、矢印信号がつくタイプの信号機をセパレート信号といいます。

矢印信号がつく場合、赤色の灯火が基本ですが、黄色の灯火でもつくものもあります。よく観察しましょう。

青の矢印信号は、「車は止まってなければいけないのですが、矢印の方向にだけ進んでいいですよ」という意味です。
ですので、赤色の灯火で直進と左折を許可する青の矢印信号の場合、右折したい車は「赤信号」なので停止線から先へ進んではいけません。

黄色の矢印信号は、路面電車に対する矢印ですので、車は待ちましょう。

慣れてくると、ありがたいセパレート
この信号に、私は従うべき?

信号機は、自分の進行方向にある信号機に従うといいでしょう。斜め右・斜め左の信号機は、「五差路」や「変則四差路」で、自分の道路の左斜めや右斜めにも道路がある場合」のために自分から見ると斜めを向いた信号機があることが多いです。

右左折

・あらかじめ案内標識やカーナビなどで「この交差点を右(または左)折したあと、次は右(または左)折」ということを確認しておいて、交差点を曲がりながら右(あるいは左)の車線に最初から入っておくと、進路変更しないので楽です。

進路変更

「進路変更が苦手」というお悩みをよく聞きます。そのお悩みは、

・いつ進路変更していいかわからない
・ミラーなどを見るのはいいけど、なにがどうなったらいいのかさっぱりわからない
・単純に後ろからくる車にぶつかりそうでこわい

といった感じです。
もし進路変更ができれば幹線道路へのこわさも和らぎますし、なにより高速道路で合流するときの応用にも使えます。

まず、進路変更をする上での重要になってくるのがミラー・目視とスピードです。この三つがわかれば、だいたい成功します。

・ミラー

進路変更が苦手という方は、迫りくる車をじっと「こわい」と思って見てしまうことが原因です。しかし、車道の左わきに停車して、冷静になってから停車したままサイドミラーで後続車を見てみますと、実はそれほど速くなく、ミラーに映った後続車が一瞬で抜いてくることはないということがわかります。

自分は停車していて後続車は制限速度で(あるいは少し超えて)走行していてこれですので、もし自分の車が走行している状態なら、後続車が迫ってくるまでの時間はもっと伸ばせるということになります。
ですから、進路変更時のアクセルは、後続車とスピードをあわせるために使う、という意識をするといいでしょう。

・目視

後部座席のドアノブや車体後方にならんで走行している車を、振り返って確認することは重要です。
ミラーを見ていて、「この車が通過したあとなら入れるかも」と思っていても、ミラーで見えている車の陰に隠れてバイクが後ろに張り付ていることがたまにあります。5年後であろうと明日であろうと今これからであろうと、そういう自動車と自分の車が接触してしまうとどちらもケガ以上のことになってしまったりして大変ですので、後ろを振り返る目視という確認動作は重要です。

目視をするときは、目視がおわって顔がまっすぐ向き戻るまで、ハンドルは動かさない方がいいでしょう。
目視しながらハンドルを動かしてしまうと、もし後ろにならんでいる自動車がいる場合、そのまま突っ込んでしまったり、予想以上に進路変更したい方へと車が進んでしまうことがあります。

・速度

よく、進路変更をする際にブレーキを踏まないことをおすすめされます。
これは、ブレーキを踏みながら進路変更が成功したあと、制限速度よりもずいぶん遅くなってしまってからではすぐに速度を上げることができないため(すくなくとも、後続車にはすぐに追いつかれてしまう)、追突される可能性が出てくるからです。後続車のドライバーも人間、うっかりヒューマンエラーということもあるかもしれませんものね。
しかし裏を返せば、進路変更がおわった後でアクセルペダルを踏みこめたら問題ないのかというと、スピードが制御できないほど上がってしまって前の車に衝突、あるいはこちらが加速すると同時に前の車がブレーキをかけるとお手上げになってしまいます、という可能性もあるかもしれませんね。

ですから、あくまでも入りたい車線の車たちとスピードをあわせたまま進路変更が理想、ということになります。

ですので、進路変更の練習方法は、これらをいっぺんに練習するのではなく、別々に行うといいでしょう。

・ミラーを見て、「進路変更できそう」と思えるスペースがあったら、後ろを振り向くけど、実際には進路変更しないでまっすぐ走る、エア進路変更(安全確認だけ)
・隣の車線とスピードをあわせる練習。慣れてきたら隣の、あいているスペースにならんだ状態をキープし続ける練習

これらの練習がこわいときは、ご家族にお付き合いいただくか、当ファーストヨコハマにお任せください。お客様にご満足いただける成果をもたらして御覧にいれます。

運転のコツ 標識編

住宅地の標識

住宅地で運転していますとよくみかける標識について解説していきます。

進入禁止

この看板(標識)より奥に進みますと、逆走になってしまいます。

対向車も困ってしまいますね

一時停止

逆三角形の「とまれ」の看板(標識)と、車道に直接書いている「止まれ」の文字が見えましたら、左右確認もいいのですが、まずは止まることに集中しましょう。

止まることを忘れてしまう方の多くは、左右からの交通に気をつけることに集中しすぎてしまうことが理由のようです

一方通行

背景が青で、白い矢印の標識。
この向きに車は走行しなければならない。

この道路の奥に、進入禁止の標識がある

このように、車道の端から端まで停止線が引かれている道路には、入ってはいけません

指定方向外進行禁止

交差点の左上によく設置されています。
その交差点は、矢印の方向にだけ進みましょう、という意味です。

矢印の方向以外に行くと、一方通行を通ってくる対向車とぶつかります

生活道路(市町村道)の標識

次に、生活道路(市町村道)でよくみかける標識を一部ご紹介します。

速度制限

書かれている数字まで速度をだしていいです。
だいたい、交差点のすぐ奥に左の標識か車道に数字が書いてあります

駐車禁止

車を停めてだれかを待っていたり、5分を超えて荷物を積んだりおろしたり、車からはなれてどこかに行ってはいけません。故障で動けない場合もダメです。

ひとが先に待っていて、そのひとが車に乗ったり、車から降りてもらうのは大丈夫です。
ドライバーがすぐに発進できる、短時間の停止も大丈夫です

指定方向外進行禁止

住宅地以外にももちろん登場します。
写真のように、信号機に併設されていることもありますが、信号のない交差点でもあります。

こういう標識を見落とさないスピードで走行するといいでしょう。

幅員減少

この標識は、この先の道幅は狭くなる、ということをあらわしています。
たいていこの先の道路は、対向車などとのすれちがいに苦労することが多いです。

その他の危険

この標識の下に、横長のひとこと注意がかいてあることが多いです。ひとこと注意の例としては「階段あり」とかがあります。書いていないときは、そのさきに学校があって、飛び出しや歩行者の歩道はみだしなどのいろいろな理由があったりします。

幹線道路(都道府県道・一般国道)での標識

いくつも道路があるような場所で見かけることが多いものを一部ご紹介します。

案内標識

各行き先が書かれています。地名のほかにも駅や観光名所もあります。緑色のものは高速道路をあらわしています。

進行方向別通行区分

名前が長い。でもとても重要です。
写真の道路をまっすぐ進んでいたいのにいちばん左の車線を走行していると、「そこは左折することしかできない道路です」と教えてくれます。

この標識を見つけるために道路の先を見て探す、ということを練習しますと、総合的に先を見る運転への練習につながります。

車線数減少

いちばん左の車線がこの先なくなります、という意味です。
ですので、いちばん左を走行しているときに見かけたら、隣の車線に入っておきましょう。

もちろん、いちばん右の車線がなくなるタイプもあります。

駐停車禁止

駐車も停車もしてはいけません。

余談ですが、駐車禁止の標識の場合によく勘違いされているのが、「5分以内ならちょっと車から離れても駐車にならないから大丈夫」と言う事柄です。ですが、あれは荷物の積み下ろしのための5分なので、30秒でも、車から離れていているときに路上駐車を取り締まる方々がいらっしゃると、やはり時間に関係なく取り締まられます。

原動機付自転車の右折方法(二段階)

この標識がある幹線道路のいちばん左の車線を走行中、自分の前の原付きが右ウインカーをつけたら、ぶつからないように注意しましょう。

右ウインカーをつけた原付きは、交差点奥までいって止まります。そこに、追突しないように距離を取りましょう。よける際は後続車に気をつけて、難しそうでしたら止まった状態で。

原動機付自転車の右折方法(小回り)

この標識がある場合、右折レーンに入って右折するときは、前をはしる原付きが右折レーンに来ないか気をつけましょう。

マナーのわるいドライバーは、原付きに限ったことではありませんが、右折レーンに入ってから右ウインカーをつける場合があります。疑わしい場合は、車間距離を保ちましょう。

標示

バス専用通行帯

時間帯が指定されていたり、「専用」のほかに「優先」もあります。

右左折をするためなら入ってもかまいませんが、専用通行帯内を走っている時間を短くする配慮は必要かもしれません。

また、原動機付自転車・小型特殊自動車・軽車両は、法定速度や構造上30km/hを超えて走行できないため道路の左端を通る必要があるため、いちばん左が専用通行帯でも走行できます。

駐車禁止

歩道脇(いちばん車道側)に黄色の切り取り線(破線)のペイントが塗られていたら、駐車禁止です。
ちなみに、黄色の一本線のペイントだと、駐停車禁止になります。

路側帯

歩道のない道路で、白線が引かれていたらその間は「歩道のかわり」ということです。しかし、対向車とのすれ違いなど、仕方のない場合は入ることができます。
中に入って停めるときは、路側帯の幅が0.75m(男性の肩幅で0.45mが、中肉中背の方ですと普遍的か)確保できなければ、入って停められません。

停止禁止部分

消防署や病院などの前にこの標示が書いてありましたら、信号待ちであろうと入って止まってはいけません。止まらなければ、入って通過はできます。サイレンがなっていなくても、回転灯がくるくる回っていましたらその緊急自動車はそろそろ出てくると思われますので、そのときは注意して譲りましょう。

右左折の方法

交差点で右折するときは、交差点の中心のすぐ内側を曲がるため、交差点内のひし形や五角形、三角形などやしま模様には入ってはいけません。

この写真の交差点のように、「右折したい人はここまで出てもいいですよ」というように囲いがしてあれば、そこで対向車や歩行者を待っていてもいいです。その際は、対向直進車の邪魔にならないようにしましょう。

導流帯

車道にしま模様があったら、その縞模様には入ってはいけません。

地名などが書いてある車道を見つけてみましょう。

目的地を覚えておいて、そこに近いところを選んでいきます。

運転のコツ 高速道路編

ペーパードライバーの方が高速道路での講習に臨まれる際、むずかしいとおっしゃられているのが「合流」と「進路変更」「速度感覚」「目的地への行き方」です。

しかし、あせることなく順を追ってみていくことにしましょう。

入り口

まず、なにげに一番難しいのは、実は「高速道路の入口を見つけること」だったりします。

例えば、川崎駅から市電通りを走行し、銅管通り交差点から浜川崎料金所の入り口に行く場合、
市電通りの片側三車線のうち真ん中の車線「直進と左折のみ」の進行別方向区分の標示にならって左折し、交差点左折後すぐの、高速道路の橋桁中央付近の「高速入り口」に入れなければなりません。
しかし、そんな車線や通り方になっているなんて文言の説明はどこにもないのです。ただただ銅管通り交差点付近に「首都高 浜川崎」の緑の案内標識が設置してあり、初見では分かりづらい矢印があるだけです。

もし入り口を間違えてしまっても、引きかえしてぐるりとまわってから再挑戦してもいいですし、次の高速入り口まで走行してもいいです。カーナビを使用していると心強いでしょう。
「間違えたくない」という方はグーグルマップのストリートビューで確認する、あるいはあらかじめご家族に連れて行ってもらって予習しておくというように準備するのも良いでしょう。

神奈川県の横浜市で高速道路というと、

東名高速
首都中央連絡自動車道(圏央道)
中央道
第三京浜
アクアライン
首都高横羽線・湾岸・横浜北・横浜北西・大黒・狩場・ 三ツ沢・川崎
横浜新道
横浜横須賀道路

などが有名ドコロでしょうか。

さて、横浜市を含め、神奈川などの首都圏はどこか東京都の実施している事柄を参考にしているところがあります。
いま現在、都内の首都高入り口は「現金払い不可」となっているETC車専用入り口がとても多いです。

復路で首都高を利用される予定がある場合や、神奈川県も「現金払い不可」を目指すという可能性は考えづらいかなとは思いますが、利便性や今後のためにETCカードを作っておくのもいいのかもしれません。

ちなみに、首都高入り口で現金払いをする際は初乗り場所で上限となる1950円ほどをまず最初に支払わければなりません(差額は返ってきません)が、ETCレーンをETCカードにて通過する場合、初乗りは300円から距離に応じて増え、上限が1950円です。

ETCパーソナルカードというものもありますが、現時点ではデメリットの方が気になる点も。

・年会費が1257円かかる
・利用が初めてでも、利用予定月額を決める(5000円から)。決めたらその4倍のお金が保証金として必要。
※2023/3/1から保証金は3000円からとなります
・保証金とは別に、通行料金を引き落とし口座にいれる。
保証金の8割を超えると、一時的に利用不可となる
※2023/3/1からは10割となります
・ETCパーソナルカードを手に入れるまで、書類を郵送したり、郵送されたデポジット振込用紙にしたがって振り込みしたり、デポジットの振り込みを事務局が確認してから2週間程度でETCパーソナルカードが手元に届く

情報量が多ければいいというものじゃない(羽田空港)

合流

高速道路の入り口を無事通過し終えますと、ぐるぐるまわったり、坂のあとすぐだったり、料金所からすぐにあったりします「本線との合流」というひと仕事が待っています。

合流の「コツ」は、「さきにやれることを、ひとつひとつ終わらせておく」ことです。

・高速道路の本線車道(60km/h-80km/hなどでみんなが速く走っているところ)に近づいてきたら、右手のコンクリの壁が赤のポールに切り替わる前にウインカーを出しておく(慣れていなければ早めに出しましょう)

・赤のポールに車のヘッドライトあたりが来る前から、入りたい方のサイドミラーを見て、自分が入れそうな場所を探す

・入れそうな場所を見つけたら、ハンドルはそのままで後ろを振り向いて、後部座席のドアノブや後ろボディに並んで走っている車やバイクがいないか確認しておく

・大丈夫なら、顔をもとの向きに戻して、落ち着いてハンドルを手のひらひとつ分から少し多めまでの間で回し、隣の道路の、自分が決めた場所に向かって直進するイメージで合流

・合流の速度は、慣れないうちは「加速」ではなく、「速度を落とさない」ためのアクセルの踏み方がいいでしょう。

・サイドミラーで確認するときは、ちらちら見るより、2秒ほど見続けるほうが、早くて確実です(こわいですが)。

・後ろを振り向くときも、向いてから1-2秒ちゃんと確認したほうが、ちらっと見たりそもそも確認しないよりもあとあと危なくないです(こわいのは一瞬だけ)。

・いちばんの心配事は、後続車に後ろから突っ込まれることですが、ブレーキをかけたり、アクセルを離したりしている方が、後ろからの車に追いつかれて追突します。そしてその心配事は、合流先だけではなく、自分の後ろで合流の機会を伺っている後続車からの追突にも言えることです。

する方も、される方もどきどきする「合流」

速度

さてみなさん、首都高の制限速度は何キロでしょう。

正解は、60km/hが多いです。場所によって80km/hだったりします。

東名高速は100km/h、圏央道は80km/h と各高速道路によって違いますが、事故や工事にともなう作業をしていたら50km/hが多いです。

「そんなの覚えられないよ」

という方、ご安心ください。だいたい規制標識(数字がかいてある看板)がそこかしこに立っています。工事中や作業中の場所でもありますし、そもそも「複数車線だったのに、車線が一つ通れなくなっていて、そこでなにかしている」という場合、間違いなく遅めの規制標識(数字の看板)があります。

ここで気をつけたいのが、普段自分の前をはしる車を見ながら運転されている方です。
前の車につられてしまうことがある方は、高速道路ではデメリットが2つあります。

① 制限速度を超えてしまう

② 分岐や出口を見落とす

悲しいかな、普通の幹線道路や生活道路でも制限速度を守っている車と守っていない車とに別れますが、それは高速道路でも同じです。ですから守っていない車の後ろを見ながらついていくと、自然と超えてしまうことがあります。

一般道でもいらっしゃいますが、高速道路でももちろんパトカーや覆面パトカーもいらっしゃいます。速度の速い車は端から見るとまわりよりも目立っています。

②は、保土ヶ谷バイパスから横浜横須賀道路への切り替わりや首都高などで多いのですが、
「出口の分岐のあとにすぐ、他の高速線や目的地への分岐(逆もしかり)」
というのがあります。とくに、保土ヶ谷バイパスー横浜横須賀道路内にある横浜新道二方向への分岐は初見にとってはなかなかの試練です。

前に車とは、自分が決めた距離でいいので失敗しないぐらいの車間距離を取って、できるだけ案内標識を探しながら運転したり、いちばん奥にいる、頭がちょこんと出ているトラックなどを目印に、遠くを見ながら運転するといいでしょう。

むずかしく考えるより、走りに行って慣れてしまいましょう

目的地への行き方

こちらもよく悩みの種だったりします。

「私の家からIKEA港北までいきたい。ルートは何回も見たんだけれど、いまいち高速の出口で出られる自信がない」
といったものや、
「趣味のゴルフ場までの道のりでアクアラインを使って千葉まで行きたいけどネットで調べたら、道が難しいという内容がかいてある」
など、どうやら目的地の数だけ悩みがあるようです。

いちばん手っ取り早い解決方法は、ご家族や当ファーストヨコハマの指導員と一度、そのルートに挑戦してみることです。
運転経験者や指導員が横に乗っているという状況は、横からごちゃごちゃ言われるというめんどうなリスクはありますが、それを補って余り有る利益を獲得できます。

例えば、

高速の出口に行くまでにあるパーキングエリアに駐車練習として立ち寄るように言われて、最初は「疲れる高速道路の運転をしているのに、さらに疲れる駐車とか」と思っていた。
けれど、駐車してドリンクを買ったあと、この先にある高速の出口についてグーグルマップのストリートビューを一緒に見たら、出口前で目立つ不動産屋の看板を目印にするということを教えてもらった。

こういったものは、どんな事前情報にも勝ります。あるいは、

二回ぐらい間違えたことのある高速の分岐を、親に頼んでついてきてもらった。
本線から行きたい方への分岐に入っていつもどおりにアクセルを踏むと親は、
「さすが親子だなあ。俺も昔そこでアクセル踏んで、本当はそのあとすぐ右に折れなきゃいけないのについつい前の車を追ってぐるぐるまわる道路に行ってしまったなあ」
と、アクセルを踏まないで右側に意識を持って準備、ということを教えてくれた。普段助手席に乗せるとうるさいから避けていたけど、今日このときだけは、ありがたい。

ということもあるようです。

「奥の手」として検討してみるのもいいですね。

また、

「目的地まではよく家族の車で行ったことがあるんだけど、カーナビやグーグルマップでルートを調べると、いつもとは違うルートになってしまって、結果運転する気になれない」

という方は、覚えている高速の出口付近のお店や休憩した高速道路内パーキングエリアなどを、出発地と目的地の間に立ち寄り地としていれてルート検索すると成功する場合があります。

降りたあとの交差点、どっちに曲がろう

運転のコツ ラスボス駐車編

「これが、これだけができないから、ペーパードライバーになってしまった」

そういう方が多いと思います。
そして、

「YouTubeの動画も見た。教習所の動画も見た。やり方も正しいはず。でもなぜ私はできない!?」

という方も多いのが、駐車です。

動画やサイト、知り合いに聞いても全くできないのは、

「手順は完璧だけれども、どこに駐車したいのか自分で分かっていないから」
というのがだいたいの理由です。

この、言語化したら深みにはまっていきそうな話題をあえて言語化してみることにしましょう。

そもそもの話として、教習所で言われているあのやり方というのは、「手順をすくなくして効率よくするためと、理解されやすいように簡潔にポイントを説明できるように」よけいな手順をそぎ落として、わかりやすいように○○と○○がそろうように、というような目印をつけてのやり方のため、「いつも駐車する場所がおなじである教習所」では効率的な方法なだけであって、あれはどこでも入る方法ではないのです。
あれは検定用です。

ですから、「教習所で毎回駐車ができなかったから、私は駐車ができない人間なんだ」
なんて思いこむ必要は全くないのです。教習所とそれ以外の駐車場は全くの別物です。というか、教習所でやるのは「方向変換」という名前であるため、やはり別物です。

たまに教習所で方向変換や縦列駐車を指導員に教えてもらう場合、
「この説明のポールは、実は駐車場でいうと横に停まっている車のヘッドライトあたりで・・・」
「ここの縁石の角は駐車場でいうと白線だから、教習所を卒業したら、ミラーを下に下げて線を見やすくしてもいいからね」
などのアドバイスをくれる指導員はとても良いひとだったりします。

駐車場
めざせ、駐車名人

方法

まず、駐車が苦手という方は、最初の手順を知らない・重要視していないだけです。
その最初の手順とは、「駐車したいスペースのタイヤ止めを、車のボディとともに絶対に視界に入れ続ける」ということです。タイヤ止めがなければ、奥の壁など、駐車スペースの入り口ではなくて、車の後ろボディが最終的にいるところです。

例えば、駐車スペースがABCD・・・と並んでいたら、一番やりやすいところがBならBのタイヤ止めからあまり目を離さないようにしていきます。
※周りの車とぶつからないようにぐらいは目を離しましょう

駐車が苦手な方は、とりあえず駐車スペースがいっぱいあるところにきたらハンドルを全部まわしてすこし進んだら止まりますが、それでは偶然入る以外には入りません。

あとは他の動画などで紹介されている通り、サイドミラーとBのスペース奥の線とが並んだら、止まってハンドルをタイヤ止めとは逆方向に全部まわし、クリープ現象を使って進んでいきます。

ここで前だけ見ていると入りません。

逆です。線をあわせた方のサイドミラーを見て、Bのタイヤ止めがそのサイドミラーに映るまでひたすらクリープ現象で進んでいくのです。
ここで大切なのは、駐車スペースの入り口ではなく、駐車スペース奥のタイヤ止めが見えるまで、ということです。

見えたらあとは止まってハンドルをまっすぐに戻し、ギアをR(バック)に入れてゆっくりさがりながら、左右のサイドミラーに映るBのタイヤ止め左右の線から左右のボディがはみ出ていかないようにハンドルで調整していくだけです。

・左右どちらかの線が見えないときは、線が見えているサイドミラーの方(要は、隙間が広いほう)にハンドルを半回転から全部の間ならどこでもいいので、まわします。

・左右どちらも見えているときの調節方法は、ハンドルを全部まわしてはいけません。
左右の隙間の広いほうに、半回転から一回転の間で微調節するだけです。

これだけです。
ハンドルを回さなくていい時間が増えれば増えるほど、駐車が上手になったと思っていいでしょう。
最初は、ほかに駐車車両がいないスペースで練習していき、慣れてきたら停まっている車両の間、というように段階を踏んでいくといいでしょう。

意外なコツは「簡単そうな場所探し」



しかし、ここで疑問が生まれます。
「今回はできたけど、もっと狭い駐車場だったらこれでは入らないのでは」

冷静になって考えてみますと、自転車に乗れない方は補助輪や荷台を持ってもらいながら感覚をつかむまで練習しますし、掛け算や割り算ができない人は因数分解ができません。ですので、焦らずに、まずはできるものを確実に増やすことから始めてみるのがいいでしょう。そうすると、「要するに、こういう見え方だと入るパターンか」というように、自分で入る・入らないパターンが徐々にわかってくるでしょう。

こういったことがめんどう場合や、
「駐車したいスペースに、車の大きさがぎりぎりすぎる」
「駐車スペースの前にある車道幅が異常にせまい」
「駐車場が坂になっていて、従来の方法ができない」
「自宅駐車場が右への縦列駐車である」
「だめだ、ぜんぜんわからん」

という方は、ご家族の方に教えてもらったり、当ファーストヨコハマにご相談されてみるとよいでしょう。実はこれがいちばんの近道だったりします。
先ほども申しました通り、教習所は教習所だけで通用する方法と、教習所外での応用の仕方を口頭で50分間教えてくれるだけです。マイカーで、自宅駐車場やよく行くスーパーマーケットの駐車場でのやり方を手早くマスターされたい場合、よくその駐車場を利用されているご家族か、「運転の仕方がわからない方に指導する専門のプロ」である当ファーストヨコハマにご相談される方が、今後長く使えます

ご家族とファーストヨコハマ 違いについて

ご家族編

メリット

・自分が練習したい道やよくとおる道だけを練習する場合、お互いの体力・精神力の続く限り練習できる

・ご近所の道を知り尽くしているために、目的地までの最短距離や最適距離を提案してくれたり、その道路だけのむずかしいところについて通り方を教えてくれる

・運転練習に飽きたら運転を交代してもらって家まで運んでくれたり、練習のついでにお買い物など予定を組み込みやすい

・ご家族で旅行などのときに、ふと運転練習したいと思い至った場合、好きなときに好きなタイミングですぐに練習できる

デメリット

・「教官ブレーキ」のような補助ブレーキがない。補助ハンドルがとれない

・ハンドルや運転の仕方をゆっくり整理・理解しながら練習したいのに、次々に言葉が飛んできて焦ってしまったりすると運転がイヤになってくる

・普段の性格とはちがって見えてしまったり、「ちがう」「そうじゃない」などの言葉が冷たく聞こえたり、感情的になりやすい

・運転に自信がないから練習をしているのに、いきなり完璧を求められてしまって、「これぐらいはいくら何でもわかるでしょ」などいわれてしまったりあきれられてしまった日にはもう、運転したくなくなる

指導員編

メリット

・補助ブレーキがある。補助ハンドルもとれる

・指導員というのは、ひとりに一つぐらいは「奥義」のようなものがあります。
「こう指導すれば結果がでる」というものをもっていますので、ご相談されますと時間や技術に関して、自己流や素人のそれより効率的です。

・当ファーストヨコハマの指導員は指定自動車教習所で教習していた指導員や安全運転技能指導員過程修了者と、「運転の仕方がわからない方に指導する専門のプロ」しか在籍しておらず、業務委託や派遣社員がいないため、「怒られない教習」や「運転が上手になる」ことが効率的にできる

・外部への業務委託がないということは、教習の方法や指導時の接遇についてノウハウがどんどん蓄積、研鑽される上、さまざまな性格やお悩み・癖などをおもちのお客様を数多く出張講習している分、どんなことにもバリエーションが豊富

・言っていること(指導内容)が簡単でわかりやすく、お客様が運転を理解・整理する時間がつくれる。「お客様のできること、できないこと」と「他のドライバーの視点」などを比較して最適な提案ができる

デメリット

・お金がかかる

・どんなひとが指導員としてくるのか分からない。自分の性格に合う人、合わない人がはっきりしているため、合わない人に当たってしまった時のことを考えるとこわい

・練習として走る道が普段、助手席からみて知っている道を選択してくれるのかわからず、また練習したい道とは違っても性格からして言い出せないと思う

運転の『コツ』 まとめ

運転のコツについて、意外といちばん大切なことは、

「いやいや、いま出来たけど、あれはほんの偶然」

と思わず、

「今日はこれとこれとこれが出来た」

と、出来たことを数えることです。出来たことがいちばんの薬。

当ファーストヨコハマは、お客様の「苦手」「むずかしい」をひとつでも多く「できた」に変えます。

ぜひご相談ください。

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