ペーパードライバー運転上達方法　『雪の日の運転』　教習指導員が解説

2023 4/07

雪の日には

今日は関東で珍しく降雪です。

関東ではほぼ降雪がないので、ノーマルタイヤの方がほとんどだと思います。そんな時、「思いもよらない雪で焦ってしまう」ということがないように、特に気を付けなくてはならないのは

①スリップに注意
急な車線変更や急ブレーキはやめましょう。車線変更の際通常は加速しながら車線変更を行いますが、スリップしたりハンドル操作が上手く出来なかったりする可能性があります。

②車間距離に注意
前との車間距離を多めにとりましょう。路面が滑りやすいので制動距離が長くなり車間距離を十分に確保していないと追突事故等につながる可能性があります。

③アクセルの使い方に注意
発進時はアクセルをゆっくりと踏み込み、ゆっくり発進するようにしましょう。アクセルを踏み込み過ぎるとスリップしてしまう可能性があります。

④状況にあったタイヤで走行
例えスタッドレスタイヤを装着していても残り溝が50％以上あるスタッドレスタイヤを装着しましょう。スタッドレスタイヤは雪道を走行する為に製造されていてグリップ力を確保出来安全に走行出来ます。

⑤3つの「急」に注意
雪道や凍結した路面ではタイヤのグリップが低下してしまう為3つの「急」に注意です。スリップやハンドル操作が出来ない原因です
「急」ブレーキ、「急」アクセル、「急」ハンドル

⑥轍の上を走る
他の車が走行した跡の轍の上を走行する事により比較的安全に走行出来ます。轍の上は雪や氷が溶けている事が多く危険のリスクが低くなります。

⑦危険なポイントを把握しておく
カーブや坂道、橋の上や段差、トンネル等、危険なポイントでは速度をおさえ車間距離をしっかり確保し走行する必要があります。橋の上やトンネルの出口は風が強く吹くため雪が融けても凍結しアイスバーンになってしまう可能性があります。